第2章 『1. 出発』
そして「ジュースに仕込まれてたのって薬かな」と考えながら まあ平気だろうと考え、そのことはもう忘れることにした。
そしてトンパと別れてから直ぐに少し離れたところから男性の悲鳴が轟いた。
ぎゃあぁぁぁあぁぁぁ!!!
(…? 今のなに)
悲鳴が聞こえた方に足を向けた。
そして見えてきたのは両腕を切り落とされ真っ赤な血飛沫を上げてる男性と ピエロのような格好をした男性がいた。
理由はわからないがピエロの方が腕を切り落としたようだ。
周りの野次馬もその狂気じみた行動に目をそらしている。
そしてコソコソと話してるのを聞いたところピエロの名前は ヒソカ というそうだ。
そして、前年にもハンター試験を受けたらしいが試験官を半殺しにして失格となったらしい。
言ってしまえば『超危険人物』ということだ。
関わらない方が得策だと思いその場を離れようとした時、たまたま目が合ってしまった。
直ぐに視線を外せば良かったんだか体が言うことを効かず、実際はものの2、3秒のところがとても長く感じた。
そしてヒソカはニッコリと笑みを浮かべてその場を立ち去った。
ウィル「…こわっ!」
(何で目が合うかな!!あのタイミングで……)
背筋に寒気を覚えつつ、試験開始の合図をまった。