第6章 『5, 三次試験 トリックタワー』
その後、隠し扉を探してみたら回りにかなりのかずが見つかった。
1つに一人しか入れないため、ここで一旦みんなとはお別れという事になる。
下で再会することを誓い、一斉に扉へ飛び込んだ。
私がついたのは暗い部屋だった。
ウィル「うわ、最悪」
そこにいたのは何がなんでも会いたくないとさえ思う人物だった。
ヒソカ「やあ♥
君が来てくれるなんて嬉しいよ♦」
そこにいたのはヒソカだった。
ウィル「なんの嫌がらせ...。」
ヒソカ「そういうなよ♠」
暗闇のなか話していたらボッと回りに火がついた。
そして、目の壁に文字が現れた。
『ここは共闘の道』
ウィル「え、うそでしょ」
(こいつと共闘?え、無理)
その文字の下には長めの鎖で繋がれているバンクル。
これを着けないと進めないようだ。
ヒソカ「クク、面白そうだね♣」
ウィル「...」
......ガチャン
最悪の鍵が掛かった音が部屋に響いた。
それと同時に目の前の台の下にゴゴゴゴと音を立てながら階段が現れた。
この状況を早く脱出したくて歩き出したらガクンと腕が引っ張られた。
ヒソカ「そんなに急ぐこと無いだろ?
共闘するんだしゆっくり話しながらでも行こうよ❤」
ウィル「制限時間があるのにのんびりしてられないでしょ」
ヒソカ「歩きながら話すぐらい大丈夫だろ?」
ここで頷かないと余計に面倒だと判断し、ため息混じりに首を縦にふった。