第5章 『4. 飛行船』
ウィル「…大人の事情だね。」
(確かめないといけないことも増えたし。キルア達を巻き込む訳にもいかないしね)
キルア「はぁ!?お前、俺にだけ言わせて話さねぇのかよ!」
(こいつ、何かかえてんだ)
私は思いっきりはぐらかして、キルアのその反応に対してクスクスと可笑しそうに笑った。
ウィル「ところでさ、ゴンは?
一緒だったんじゃないの?」
キルア「あー。あいつならあっちにいるぜ。
ジジイとな。」
ウィル「会長と?なにしてたの?」
キルア「ちょっとしたゲームだよ。
俺は途中で飽きたからここにいるわけ」
ウィル「…なるほど。そのゲームに勝てなくてムシャクシャしてるところに喧嘩振られて殺った感じか」
キルア「…そういうこと」
(何でわかんだよ!)
ウィル「もっかいいかない?そのゲーム見てみたい」
(楽しそうじゃん)
キルア「げ、まじかよ。
いいけど」
(こいつも年の割りにガキだよな。目キラつかせやがって)