第4章 『3.料理』
メンチ「会長…!」
レオリオ「会長?」
メンチの言葉を聞いて私はその顔に見覚えがあることを思い出してレオリオの背中をバチンと叩いた。
レオリオ「いてっ!」
ウィル「ハンター協会会長のネテロ会長だよ」
そう教えてあげればレオリオの目が開かれて言って私とネテロ会長を交互に見回した。
クラピカ「ウィルの言う通りだ」
ざわつく私達を他所に試験官達はネテロ会長と何やら話している。
メンチに先ほどのような勢いはなくなり、会長を前に緊張してるようだ。
ネテロ「ちと合格者0は厳し過ぎんか?」
メンチ「…受験者に美食のことを侮辱され頭に血が上っていました。
私は試験官を降りますので再試験をお願いします。」
ネテロ「自分の判定に不備があったと言うのじゃな?だが、今から新しい試験官を連れてくるのは骨が折れる。
でじゃ、今度はお主自身が実演して見せるというのはどうじゃ?」
メンチ「…そうですね、ではまふたつ山まで連れて行っていただけますか?」
ネテロ「ほう、まふたつ山か。」
何が待ち受けているかはわからないが私達は会長が乗ってきた飛行船に乗り込み“まふたつ山"へと向かった。