第4章 『3.料理』
メンチ「私からの課題はスシよ!しかも、スシはスシでも握りスシよ!!
これは極東の少数部族の民族料理!
スシに必要な酢飯はこちらで用意してるわ。」
スシ…?
ニギリスシ……?
ウィル「え?なにそれ?」
(スシってなに!?)
キルア「俺もしらねぇ」
ゴン「俺も〜、クラピカは知ってる?」
レオリオ「何で俺に聞かねえんだよ!」
キルア「じゃあ知ってんの?」
レオリオ「…。」
キルア「なら言うなよw」
わからなさすぎて首を傾げることしかできない。
クラピカ「…本でみたことがある。」
ウィル「え!!」
(博識だなぁ)
クラピカの一言に全員が目を向けた。
クラピカ「…たしか、生魚と飯を握って作ると書いてた気がするのだが」
クラピカは顎に手を当てながら記憶を引き出していった。
レオリオ「あ?!こんな森の中でどうやって魚なんてとんだよ!!??」
(この試験ふざけてんのか!?)
ウィル「あ、」
キルア「あーあ」
クラピカ「声がでかい!!
そんなもの、川でも湖でも探せばいいだろう!!」
レオリオ「なるほど」
レオリオの大声の所為で周りから「魚を取ればいいみたいだ」的なことが囁かれ、我先にといった様子でほとんどの奴らが走り出した。
レオリオ「あー!あいつら盗み聞きなんてしやがって!!」
クラピカ「…あれを盗み聞きというのか……」
ウィル「普通は言わない」
私達も急いで取りにいかないと魚がいなくなりそうだ。