第3章 夜風
拓「たーしーうんこ?遅すぎちゃう?」
「ちゃうわ(笑)俺ちょっとやらなあかん用事思い出したからこれで失礼するわ。途中やのにごめんな。」
拓「ほんまかいな、せっかく会えたのに残念やわ〜また声かける!体には気ぃつけや?」
「サンキューな。あ、お金建て替えといてくれる?次渡すわ。」
ごめんのポーズをする。
拓は拳を突き出す。
俺も拳を突き出し小突く。
グーパンチ、了承のサインだ。
俺はなるべく目立たないように、こっそり抜け出す。
店を出る間際、店員さんに握手を求められ爽やかにこなす。
アイドルスマイルも今となっては手馴れたものだ。