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ココロノ声

第3章 夜風


家は公園の反対側。
特に用事はないけどこのまま帰るのも気が進まへん。

どないしよ…。
あてもなくフラつくのは面倒なことなりそうやし、やっぱ家帰るかー。

俺は来た道を戻ろうとした。
遠くからカツカツとヒールの鳴る音が聞こえる。
女の夜道一人歩きは危ないでー、心の中でつぶやく。

「え…。さん…?」

俺は立ち止まり目を細めて間違いがないか確かめた。
遠くに見える女の人、あれはさんや…


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