【最俺&アブ】実況に手を出したら大変パニックなことになった。
第2章 ニコニコ超会議へ出陣
「この写真、僕のtwitterにあげていーい?」
「私もあげたいです!あー、でも最俺ファンに殺されそう」
「それは俺らの台詞だわwww」
出来上がった写真を眺めながら雑談していると
もう外は暗かった。
やばい、お兄ちゃんのことすっかり忘れてた。
「そろそろ帰らないとな…。4人はまだ出番あるんです?」
「最後にちょっとね。」
「もうぴょこ太ちゃんとお別れかー、さみしいなあ。」
しょぼーん、とするヒラさんがマジで天使と私の中で話題に。
「よしぴょこ太!お前LINE教えろ!じゃないとtwitter荒らす!」
「キヨさん事ある毎に脅迫しないでくださいよ!!」
「あ!俺もー!」
なんでキヨさんはこう強制的なのだろう。
LINEくらい別にいいけれど。
「IDこれです」
「ありがとー!よっし!俺が一番ゲットー!!」
「クズのくせに!」
「だから俺クズじゃなくてフジ…って一文字も合ってねえよ!!!」
もうID交換するだけでパニックだなこの人たちは。
「あ、ぴょこ太ちゃんって、本名繭子ちゃんって言うんだね」
「え!?あ、そっか、LINE本名にしてたんだった」
うっかりしてた。
別にバレて困ることはないけれど。
「可愛い名前だね。繭子ちゃんって呼んでいい?」
「別にいいですけど、ネット以外でお願いしますね」
「もちろん!」
フジさんが嬉しそうに笑むと、
じゃあ俺も、僕も、と、結局みんな私のことを本名で呼んでくれるようだ。
なんだこの夢のような展開は。
「なんだか、皆さんと友達になれたみたいで嬉しいです」
スマホをぎゅっと握り締めて、
嬉しくてはにかむ。
「いや、やっぱ繭子可愛いわ」
「は?」
真顔でそういうこーすけさん。
もうここまで褒められますとネタか何かかと思ってしまう。
「ロリじゃなくて残念ですけれどね!」
「合法ロリ!!」
「だからロリから離れろっつーんだよ!!」
「繭子ちゃんたまにツッコミがフジみたいだね」
最後の最後まで私たちは騒いで。
スタッフさんに注意されたりして。
「もうこんな時間か、俺たちも行かなきゃな」
「またな!繭子!」
「はい!頑張ってください!」
程なくして私達は別れた。