【最俺&アブ】実況に手を出したら大変パニックなことになった。
第2章 ニコニコ超会議へ出陣
「わーほんとだ可愛いー。」
一番に声をあげたのはヒラさんだった。
その隣で「だべ!?」と、フジさんが同意して。
無言で写メるのがこーすけさん(おい何してくれてんだ)
そして、
「76点!」
「びみょい!!!」
謎の点数をつけてきたキヨさんだった。
っていうか、それどころじゃないんですよ、
あの、あの、私いま、キヨさんのですね、
腕の中と言いますか。
「も、もういいんじゃないでしょうか…」
目すら合わせられない。
恥ずかしさを隠すように顔を背けると
キヨさんは意地悪そうに「どーすっかなー」と言い出す。
自分から脱出しようにも、その手は退けてくれず。
だが、
「はーい離れましょうね~~!!」
「キヨばっかずるいぞ!!」
フジさんとこーすけさんによって私たちは引き剥がされた。
ベリって音がするほどの勢いだった。
「ちぇ!!」
「全力の舌打ちだな!!」
これこれ悪さするんじゃありません、とこーすけさんに小突かれるキヨさん。
「最俺って、ほんと最俺ですね…」
「なんか解るようで解んない発言やめたげて!?」
若干引き気味にそう言うとフジさんからすかざずツッコミが入る。
「仲良き事は美しきかなって言うじゃないですか(棒読み)」
「ゆっくりみたいな喋り方になってるよぴょこ太ちゃん!俺ら全員がキヨみたいって言い方やめよ!?」
「おいこらフジィ!!どういうことだそれぇ!!!」
場が笑いに包まれる。
ずっとファンだった人たちが今、私の目の前で戯れている。
それがとても凄い事であると同時に
私もその輪に入れるだけのレベルになったのだとやっと実感した。
「あの!せっかくだから、写真撮っていいですか?」
ササっとスマホを向けると戯れる4人に向けて返事も待たずにシャッターを押した。
聞いた意味!!というフジさんのツッコミを受けながら
更にシャッターを押すと
いつの間にか5人で写メ合う謎の戦いになる。
スマホの充電が無くなるまでその戦いは続き、
最終的には全員で、という流れになり。
「あ、でも誰撮るんだこれ」
「私撮ります?」
「ぴょこ太ちゃんが抜けたら意味ないから!!」
そして数分後、
通りすがりのガッチマンさんに頼んでもらったのであった。
(実況界の大御所の扱い!)