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【R18】夜行列車は逆ハー行き

第8章 会いたくない




「どうぞ」

「あ…ありがとうございます」

戸惑いを隠しきれていなかったのかな?

吉野さんがサッと立ち上がり、自分の隣の椅子を引いてくれた。

ここまでされては、いまさら結城くん側に座ることもできず、

エスコートされるがまま、私は吉野さんの隣に腰を下ろした。


「いかがいたしましょうか?」

颯爽と駆けつけたホーススタッフさんがメニュー表を開いてくれる。

「フレンチトースト、お願いします」

甘くてジューシーないかにも女の子の好きなメニュー。

別に、男性がいることを意識したわけじゃ…。





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