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【R18】夜行列車は逆ハー行き

第8章 会いたくない




「?」

洗面所の鏡にぺたりと貼り付けられたメモ用紙。

高質な紙に書かれた文字は、薄い筆圧で丁寧に書き記されている。

「吉野さん?」

はじめに根津さんが上がり込んだ時、結城くんが吉野さんは洗面所付近へ隠れた、とか

言ってたような?

端正な字は男性が書いたようには思えず、さながら古き良き日本人女性

大和撫子のような煌びやかさ。


「これって…そういうことよね?」

自分に確かめるように、何度も何度も繰り返し読む。


「違ってたら申し訳ありません…!」

シャワーヘッドに伸ばしかけた手を、ソファに放置したスマホへと移す。

yoshi...





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