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【R18】夜行列車は逆ハー行き

第6章 調教の成果(邪魔された)




「お近づきの印に…」

さっと差し出したそれは、

「お蕎麦…ですか?」

高級そうな箱に詰められたそば束。

「…?皆こうして、挨拶をするのではないのですか?」

「え、えと…」

頭が良さそうに見える方だけど、世間知らず?

夜行列車でわざわざ土産物を持って挨拶なんて、常識的じゃないなぁ。

律儀そうな男性は、つまらないものですが、と付けたし、私はたじたじ。

受け取らずにいると、ずいっと前に押し出すものだから

「あ、ありがとうございます」

反射的に受け取ってしまうのが人情。

おそらく断られるという考えがあの方にはないのだろう。


「そういえば、靴が沢山ありますね。

団体の方は、もっと広いお部屋では?」




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