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【R18】夜行列車は逆ハー行き

第2章 敏感な所




「えぇ…っ」

ソファに寝転がされ、私は仰向けの状態になる。

「俺ともキスしようよ」
「ゆ、結城くん⁉︎」

モデルのようにスマートでもそこは男性。

上に乗られては身をよじることもできない。


「……」

あの男性はというと、不機嫌そうに私を見下ろしている。


「夏海さんというんですね」
「あ、はい」

「俺は、吉野匠です。…あの、さっきはすいません…」


しおらしくぺこりと頭を下げた。

「い、いえ…」

さっきまでの過保護な彼はおらず、真面目な好青年。


「何話し込んでるんすか?
俺の方が先に夏海ちゃんと仲良くなったんすから!…ねぇ、夏海ちゃんは深いの…好き?」







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