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最後は気持ちや‼

第1章 春


すばるくんに、さっきの事を話すと
『またか…』
と言われた。

『恋愛とか、付き合うとか、束縛とか…嫉妬とか…ホンマ、めんどくさい…』

女の子大好きなすばるくんでも、こんなに苦々しい顔をすることがあるんだ…
意外だった。

『あぁ、めーちゃんも、他のみんなも知らんことやろうと思うけど、』
と前置きをして、すばるくんが一言
『…めっちゃ言いづらいんやけどな…俺、めっちゃ人見知りやねん…だから、知らん女の子と付き合うのとか、ホンマに嫌やねん…』

…?
………え?

『……何や?何でそんな顔をするんだよ?』
とても、とても分かりやすく、すばるくんが苛立つ。

『…えっと、すばる?あんた知らんと思うけどな、それ、みんな知ってんで?』
信ちゃんが突っ込む。

明らかに挙動不審になるすばるくん…何で知ってるんだと言わんばかりに…

てか、ここまで六年間いつも一緒にいるすばるくんの性格がもし分からなかったら、それはある意味ホラーだよね…

てか、それは、ただのボーッとした人だよ…

『俺はミステリアスな人間という設定だったのに…』
ボソッとそう呟くすばるくんに、みんな爆笑www

『あぁ、これだから俺はすばるくんが大好きなんやぁ!』
と、すばるくんに抱きつくりょーちゃん。
『あぁ、もう、うっさい!あっち行け‼』
照れてるすばるくん、本当に可愛い!
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