第2章 新たな日
『では明日から宜しくお願いします』
日曜日の学校はとても静かで居心地が良かった
は職員室を出て職員玄関を出るとちょうど体育教師と鉢合わせになった
「お?君が例の帰国子女の転入生か?」
『はい、明日からお世話になります。です。』
「おー!宜しくな!ちょうどいい!時間が有るならバレー部の応援に付き合うか?」
『バレー・・ですか?』
「そうだ!うちのバレー部は強くて有名なんだぞ!どうだ?行くか?」
『(わーまたバレー部か;)じゃ、じゃあ見てみようかな』
そう伝えると喜んで連れて行ってくれた
会場は近くの公民館らしくものすごく盛り上がっているのに少々戸惑ったが中に入った
先生は
”俺は生徒のところ行くからは上から見てろ”
と言われ早速置き去りにされた
『もう、初めて来たんだか案内ぐらいしてくれても良いのに』
ムッとしたが会場入り口の扉を開け中に入った
入った瞬間黄色い歓声が耳を貫いた
「きゃああ!!!かっこいい~!!!」
(わあ、すごい人気だな~)
そんなことを思っていると、目に一人の人物が映った
『あれ・・・岩ちゃん?』
見知った顔がコートに居る事が嬉しくては近くまで駆け寄った
応援し、試合も終わると選手達は客席に挨拶しに目の前に来た。そしては思いっきり手を振った
『岩ちゃん!!』
その言葉に少し睨んで客席を見た岩泉はの姿を見て目を丸くしていた
ニコニコ手を振っているに回りはざわついていたが直ぐに笛の音で席に呼び戻された
一人を除いて
じっとを見つめる人物にが気づくとまた、先ほどと同じように手を振った
『徹君』
凛と通ったその声にその場が無音になったのではないかと思う位及川にははっきりと聞こえた
及川はただそのの姿に言葉も出なくなっていた