第6章 ゆら揺れる
文化祭まで一ヶ月と迫っていた
は友人とコスチュームの買い出しの為に休日の町へ買い物をしていた
【やっぱりメイド服って黒だよね?】
『何色でもいいんじゃない?私着たくないなー』
【ちゃん絶対似合うって!それで客引きお願いしますよ!】
『はい・・あ!私レースと布買ってくるから明美ちゃん小物お願いしていい?ここで待ち合わせで!』
【はいはーい!じゃあ変な男に絡まれないように気を付けるんだよー】
『はい!』
別れて買い出しを終えると両手には紙袋、脇には布といった感じで大荷物だった
『これを一人とか普通にキツいよね』
下を向いて歩いていると目の前の人物に気づかずおもいっきり頭を打ち付けると荷物が全部床に落ちてしまった
「あ?」
『すみません!!』
「いえいえ!俺が拾います!」
一緒に散らばった物を紙袋にしまいは笑顔でお礼を言った
『助かりました!ぶつかったの私なのにすみません』
「ッ///////」
『?』
「え、いや//あのお怪我はないですか?」
『はい、大丈夫です』
「良かったです!あの、これって文化祭のとかっスか?」
『そうなんです、買い出しで;』
「大変スね;俺は秋が文化祭なんスよ、あ、ちなみにどこの高校ですか?」
『青葉城西です!あ!いけない!友達が待ってるんだった!』
「すみません!呼び止めて!あの最後に名前聞いて良いですか?」
『です、、?』
「ありがとうございます!それじゃ「おーい!二口行くぞー!」わかりましたよ;またね、ちゃん」
その青年は手を振り颯爽と消えていった
残らされたはただ状況を把握するのに必死だった
『あっさり名前教えちゃった、大丈夫かなこれ』
荷物をまとめ集合場所に集まり明美ちゃんにその事を話すとナンパだと言われ衝撃を受けた
【新手のナンパだね】
『これがナンパなんだ、すごいね』
【それで?相手の名前聞いた?】
『それが聞けてないの、あだ名みたいな感じだったし、あ!秋が文化祭って言ってたよ』
【えー!!それなんの情報もないじゃーん!まぁ、自分の名字言ってないだけいいか;】
『すみません;』
その後二人は荷物を学校に置きに向かった