第6章 ゆら揺れる
二口said
茂庭先輩達に連れられて今日はシューズを買いにやってきた
正直、休みの日はだらだらしてたいってのがあったんだけど
後輩の為とか言ってたから仕方なくついて来た
俺もボーッとしてて前、全然見てなかったら、突然大荷物が俺にぶつかって全部床に落ちた時はまじ焦った
「いえいえ!俺拾います!」
とっさに床に散らばったなんだかよく解らない布やらそーゆーのを紙袋にしまい正面を見てマジで衝撃が走った
サラサラな髪の毛に少しウルウルした目を見て俺は声が出なくなった
彼女の声を聞いて心臓が一気に飛び跳ねると俺も自分でびっくりするくらいマシンガントークで彼女の事を聞きだした
青葉城西のちゃん
正直、青葉城西のイメージはあの天才セッターの王国
そんな王国にまさかこんなに可愛い子が潜んでいたなんて思いもしなかった
小動物みたいで、なんだかずっと見てたかったのに先輩に呼ばれて仕方なくその場から離れた
文化祭絶対行こう!
そしてちゃんにアタックかけよう!
そう心に決めた
だってこれ、一目惚れって奴でしょ?
俺こんな事あるんだって内心まじで驚いた
茂庭先輩に話すと大喜びしてた
茂庭「俺も近くで見てみればよかった!」
なんて言ってたけど、会わせたくないよね敵は増やしたくないし
二口「もう一回会いたいッスねー」
茂庭「そりゃお前次第だろうな」
「ですよね」
てか俺、自己紹介したっけ?
してなかったらマジで変なやつじゃん!!
やらかしたー
まぁでもなんだかまた会える気もするしいっか!