第6章 土翁と空夜のマリア
「戦争に犠牲は当然だからな。
変な仲間意識持つなよ。」
「嫌な言い方」
重い雰囲気・・
「初めての任務やし無理せんかったら怪我もせんよ!
がんばろうな!」
アレンに今自分が掛けれる言葉をかける。少しでも負担が軽くなればという思いを込めて。
そんなあたしににっこりと微笑みを返してくれるアレンは、気の利く良い子だなー。
ドンッッ
任務開始の合図のような銃声が静けさ漂う街の中から聞こえてきた。
あたし達は4名いる。イノセンスがどこにあるかわからない状況やから、各々持ち場を決めて捜索するのがいいかな・・
ザッ
「あ、アレン!!」
真っ先に動き出したのはアレン。崖から飛び降りるように視界から消えた。
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