第1章 出会い
「おい探索部隊(ファインダー)
こいつ教団へ連れて行く。」
少し黙った後、立ち上がり荷物を持つと隣に立っている探索部隊へ喋りかける。
「教団!?黒の教団!?」
反射的にこの言葉が出てしまう。」
「・・・なんで知ってんだ?」
荷物を肩の後ろに回しながら持ち無表情で振り返ると、目を細くし疑うようにあたしに質問してくる。
やっぱりここはD.Gray-manの世界・・
゙夢゙なんかな・・
と・・とりあえず絶対違う世界から来ました!
なんて言えねー・・
絶対頭狂ってる思われる。
ただでさえ何か疑われてんのに。
「えっと・・それは・・」
戸惑っていると"もういい"と言わんばかりに歩き出す少年。
「・・・・・・」
本当の事を素直に言えないのがつらく、またそっけなく言われた事にショックを受けトボトボと後をついていく。
教団に連れて行かれてどうなるんやろ・・
怪しい人物やから牢獄に監禁とかなったらどうしよ。
い、いや、大丈夫やんな・・?
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