第5章 マテールの亡霊
[や・・ヤバい。退避しろ!!
コイツ進化するぞ!!]
[うわあぁぁあ!!
ダメだ。とても、かなわな・・・]
「隊長!!」
いつも冷静な隊長の聞いたことのない叫び声に反応してしまう。
おいおいおいおい嘘だろ!?
一気に天国から地獄じゃねぇか!!
背中と額に冷や汗が流れる。もしかしたら最悪の事態になりかねない。
エクソシストは何してんだよ!!
「くそっ。作戦失敗か・・
なにボサッとしてる!!行くぞマルコ!!」
何かを決断するように人形と人間を急いで誘導する先輩。こんな状況なのに何か策があるのか?
いや、結界装置も使えない。エクソシストもいない。AKUMAはここにいるイノセンスを狙っている。
しかもAKUMAはレベルアップしてるかもしれないんだぞ。僕達にできることなんてないだろ・・
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