第5章 マテールの亡霊
地下水路を渡り終わりボートから降りる。
休む間もなく一目散に走り出すエクソシスト3名と先ほどまでボートを漕いでくれていた探索部隊1人。
屋根という屋根を飛び移りながら・・
ここ道じゃないよな・・
「あの!ちょっとひとつ
わかんないことがあるんですけど。」
「それより今は汽車だ!!」
さっきボートに乗っている間、雑談ばかりしていて肝心の任務資料に目を通していなかったので見ながら走っています。
「あんためっちゃ器用やなー」
「いえ。任務資料に全然目を通せていなかったので・・」
「答えになってへん!あの汽車かな!?」
走っている影響で風の音が大きい。
みんな次第に大きな声で喋っている。
「はい。汽車が参りました。」
少し前を走っていた探索部隊が僕達に向かって冷静に伝える。
はい??
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