第4章 犬猿の仲
「お待たせしましたー!」
司令室のドアを開けると、机で豪快にイビキを書いて眠っているコムイ室長。
ソファーに足を組みながら座っていた神田は、あたし達の姿を見ると立ち上がりコムイ室長の前へと移動している。
あたし達も神田の横に並ぼうと歩き出す。
「おっ来たな!!」
本棚の近くから出てきたリーバー班長は、コムイ室長の近くへと歩いている。
「ぐーー」
「室長!コムイ室長!」
机の上の資料にヨダレがついているのではないだろうか、そんな事を想像させる寝方をする室長。
汚い・・・・
ボコッ
「えぇ!!」
いきなりリーバー班長が室長をぶったものだから驚いたんだろう。アレンの声が聞こえる。
「んごー」
そう。いつもこの状態で寝ていると起きないんだよ・・この人は・・
神田の方をチラリと見ると、見飽きているというような表情で立っている。
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