第4章 犬猿の仲
「・・・・ッ」
素晴らしいぐらい痛い空気~ッ
険悪なムードの2人を見ながら呆然と立ち尽くす。
ざわざわとしている傍観者達が自分の席へと戻っていく。
未だに睨み合って動こうとしない2人。
「あ いたいた!!神田!アレン!夢!
10分で飯食って司令室に来てくれ。任務だ。」
そんな痛々しい空気が漂っている食堂の雰囲気をナチュラルに壊してくれたのはリーバー班長。
「はいはーい!すぐいきまーす!」
リーバー班長ないすっ!
この場にいるのが怖かったよ・・
資料をどっさりと抱え、食堂の外から叫んできたリーバー班長に向かって、手を上げながら応える。
「・・ッフン」
「あれっ、神田もう行くん?」
「もう食った」
ガタッと席を立ち、自分の食べ終わった食器を持っていこうとする神田。
その際、アレンと再び睨み合ってたと思うのはあたしだけでしょうか・・
→