第28章 復活したイノセンス
あたしは研究所を後にし、ヘブラスカの元へと向かった。シンクロ率がどれ程までに低下しているのかを知るために。
「珍しいな。一人で来るなんて。」
「たまにはな!ちょっとイノセンスいじったからシンクロ率調べてもらっていい?」
ヘブラスカの間にいくと、周りは応急で修理されている所が幾つか目立った。本部襲撃の際に、この場所も多くの被害を被った場所だ。
「久しぶりだな。見てみよう。」
「よろしくー」
大きな身体。人間と蛇の混合体のようなその身体であたしの身体をゆっくりと包み込み、持ち上げられる。
身体が優しく包み込まれ床から浮く。初めて見てもらった時は、初めての感覚だから気持ち悪かったけ・・
「・・・・」
「どう?」
黙ったままのヘブラスカ・・なんか言ってよ!!
「かなり下がっている。
イノセンスの大破に加えての改造・・40%」
え・・
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