第26章 無力
「あらてか」
level4の声がすると、あたし達を殺すよりもリナリーとアレンの方を仕切りに警戒し攻撃しようとする。
あたし達は生かしておいても問題ないという判断だろう。
「リナリーの奴・・」
何か知ってるんラビ!?そう問いかけようとした瞬間に爆発音が響きわたる。
ドォオン
「アレン・・ッリナリ・・ッ!まともに喰らった!!」
「いや、あたってない。そこだ。」
「え!?」
アレンとリナリーの攻撃とlevel4の攻撃がぶつかり合った瞬間に、level4が天井の方へ向かって飛んだ。
天井を指差す神田を見ると、アレンを抱えているリナリーの姿。
はい・・!?
「あんな上まで・・!?見えた・・?」
「・・、見えなかった・・」
「見えんかった。」
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