第3章 大切な人
「バカ。
あんたはエクソシストだけどまだ子供でしょ。
身体に見合った物食べなきゃだめよ。」
「あたしは何食べてもええし何してもええねん!
高いとこ行こっかなーっ」
「誰かがずっと自分の世話をしてくれてると思ったら大間違いよー。
しっかり自分の事は自分でできるようになりなさい。」
ちょんっとおでこを人差し指で押してくる。
「子供扱いすんなー」
いつも言われる言葉。
こんな事言ってくる人はなかなか居ないのは分かっている。
ノエルといると甘えていいようなそんな感覚に陥ってしまう。
「なーな「きゃあぁあ」
ノエルに喋りかけようとした瞬間に女性の悲鳴が聞こえた。
ゾクッッ
この感覚AKUMAや!!
「ノエル!!」
目を見合わせ、悲鳴が聞こえた方へ走っていく。
最近になって、AKUMAの気配の感覚や戦闘に関しての身のこなし方がわかってきた。
でも誰かが犠牲になってからじゃ遅い!
もっと早く感じとれるようにならなあかん!
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