第3章 大切な人
────日下部 夢
イタリア郊外
いつも思う事がある。
ノエルといる時だけうかぶ感情。
お母さんみたいだなって。
「今回の任務・・簡単やったなー」
今回の任務は、イタリアのとある町にいる人物にコムイさんからの届け物を渡すだけの任務。
詳しい事は何も聞いてないから、その人が誰なのか、何を渡したのかは全くわからない・・まあ教団の協力者なんだろうけど。
まるで麻薬の密売人みたいやな・・
「そうね、どこかでランチでもして帰ろっか。」
「やったー!!どこにしよっかなー!!
このエクソシストバッチでどこへでも好きなところへ入らせて存じよう!!」
そう。このエクソシストのバッチを見せると、公共交通機関はもちろんお金がいるところは免除してもらえる。
だから高い料理屋さんだって問題なっしんぐー!
まあ請求は教団にいくみたいだから、使いすぎると怒られるんだけど・・
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