第24章 本部襲撃
────日下部夢
「マルコ!!!」
聞き慣れた声の主から叫び声がすると、先ほどまであたしのイノセンスの改造の事で楽しそうに話していたマルコの姿がある。
ルル=ベルによって腹部を殴られ首を持たれている。力が入っていないのか、だらんとした状態で首を持たれている。
「動くな」
「ッッ!!」
杖を振り上げた瞬間だった、大きな声でが研究所内に響きわたる。まるで動くと首をへし折るぞと言わんばかりの圧力。
落ち着け。大丈夫大丈夫・・
「お前のイノセンスをこちらに投げろ。」
「うぅ゙・・ッ」
「・・・・ッ」
イノセンスを・・
どうする・・!?考えろ!!
力なく首を持たれているマルコ。意識が朦朧としている様子だ。このままじゃ・・
「投げた瞬間にその人を離してくれるなら了承する。」
「受け入れよう。」
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