第24章 本部襲撃
[こっちもだ。
部品が少なくて性能が悪いのが一台だけだがな。]
「似たようなもんですよ・・」
「ぎゃっ」
ぐしゃっ
「ぐえっ」
ぐしゃっ
「やめ"ッッ」
ぐしゃっ
「あいつら・・!!」
研究室の中央部分から何かを潰すような音と、短い悲鳴が聞こえる。そっと顔を出し様子を伺うと、その光景にサッと血の気が引いた。
一列に並べられている仲間達・・
他のAKUMAと身なりが違うAKUMAが筆を持ち、顔にバツ印をつけると横に居るlevel2のAKUMAが顔を踏んづけている。
「班長!!」
「アイツ・・!!」
横から覗き込んでいる研究員が指を差した方向を見ると、ノアに銃を構えているマルコの姿。
なんであんなとこに居るんだ!?ビビりじゃなかったのかよ!!
床には膝をつき吐血している夢の姿。服がボロボロになっている。団服を着ていないせいだ。
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