第24章 本部襲撃
────リーバー・ウェンハム
周りに居る研究員に指示をした後、倉庫にある結界装置(タリズマン)の部品をとりに行った。
そこには何人かの研究員の姿があった。
隠れながら即席の結界装置を作っている。
「もしもし・・聞こえますか・・?」
この研究所内と外に無線で連絡をとっているが全く応答がない。さっきから誰からも応答がない。
おいおい・・っ他に生きてる奴はいねぇのか!!
[その声・・リーバー班長か・・!]
「バク支部長スか・・よかった・・
奴らのせいなのか電波が悪くて・・この研究室(ラボ)の外に連絡が取れません。」
良かった。生きている・・
息が切れる。走り回ったのと、いつ死ぬかわからないこの状況に心臓がバクバクと鼓動を打つ。
[無事なのはキミだけか?]
「いえ、自分以外に5人・・
今、即席ですが結界装置を造っています・・」
研究室内にある機械と機械の間に隠れて作業を進める研究員。俺は敵が来ていないかを見張りながら声を潜めて連絡をとりながら造っている。
→