第24章 本部襲撃
「ハァハァ・・ッ」
一緒に行ったあの任務から僕の頭の中から夢さんの笑顔が消える事はなかった。科学班に移動する為の直訴もその笑顔の後押しがあったから・・
「ハァハァッッ」
荒くなる呼吸。襲いくる恐怖。
大切な人を守る為・・僕だって・・僕だって・・!!きっと役に立つはずだ!!
殺されそうになっている姿は見たくない!!いつでも笑っていてほしいんだ!!
銃を構えながらノアの後ろへと走り出す。
素早く銃の引き金をノアへ向けて放つ。
「やった・・」
全くこちらに気付く気配がないノア。銃によって頭がぶち抜かれたと思った瞬間、その身体は溶けてなくなった。
なぜ・・?なぜ・・?なぜ・・!?
「ゔあぁあぁああ」
視界が反転し腹部への激痛が襲いくる。
持っていた銃はどこかへ飛び、何がどうなっているのかわからない状況に陥る。
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