第3章 大切な人
────コムイ・リー
指令室
「いってらっしゃ~い
平和だね~」
「平和っすね~」
任務に出かけた2人に手を振って見送る。
何気ない動作だが、いつも無事に帰ってきてほしいという気持ちをちゃんと込めている。
「やっぱり夢ちゃんとノエルさんを一緒にする任務もうやめた方がいいかな?」
眠たそうに目を擦っているリーバー班長へと意見を求める。
僕だって眠たいよ!!
「そうっすね~
そろそろ離した方がいいかもっすねー」
座っている椅子にもたれかかるように大きく欠伸をしながらこちらを向く班長。
やっぱりそう思うよね?
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