第22章 真実の愛
────神田ユウ
「言うまで離さねェ。」
目線を合わせようとせずに泳がせている。
さっきの反応・・絶対に何かあった。
疲れてて拒否する事なんて今までなかった。
任務後や何回もイカせてやった後も、疲れたからやめるなんて聞いた事ねェ。
「ほんまに何もないから・・!!」
「・・・・言えねェのか?」
ノアか・・
アイツらに何かされた事がトラウマになってるのか・・?
そういえば・・天パのノアが玩具にしてるとか何とか・・
「え!?・・いや・・その・・
あたし・・神田とキスしたりエッチする資格ないから・・」
ガバッ
俺は気付いたら潰す勢いでコイツを抱きしめていた。
戸惑うように俺の名前を呼んでいる。
「アイツらに何かされたのか・・?」
「いや・・その・・ッごめ・・ん・・ッ」
「・・・・」
ポロポロと流れている涙。
顔を見ようとしても、目線を一向に合わせようとしない。
→