第22章 真実の愛
「ご、ごめん・・ッ
なんもないんやけど・・その・・ちょっと疲れとるんかも!」
嘘を言ってるのをバレるのが怖くて、神田と目を合わせずにへへっと笑ってみる。
お願い!!見逃して!!
「・・本当か?」
「・・・・ほ・・ほんま!」
ドンッ
神田と向かい合わせになるように肩を掴まれ、振り向かされると両手を捕まれドアに押し付けられた。
「や・・ッ!」
「何があったか正直に言え。」
バレてる・・
あたしが嘘ついてるのが。
やけど、何を言ったらええん!?
襲われたって事・・?キスされたり胸触られたりイカされたりしたこと・・!?
そんなん・・言ったら・・
失望される・・絶対に嫌われる。
「・・・・ッ」
真っ直ぐに見てくる神田と目線を合わす事ができずそらしてしまう。
「言うまで離さねェ。」
→