第22章 真実の愛
それから数日間は医務室での暮らし。
身体中の至るところが無事に完治しつつある。
どうやら静かなのは医務室の周りだけだったみたい・・
みんな方舟から持ってきた生成工場の卵(プラントのたまご)の事でバタバタしている。
現在深夜1時。
みんなぐっすりと寝息を立てながら寝ている・・
なーんか寝れんなー・・
「・・おい。」
え・・!
この声は・・
みんなを起こさないようにそっとベットを出て、ドアを開けるとラフな格好をしている神田の姿があった。
もしあたしが寝ていたらどうしてたつもりなんだろう。
「かんだ・・!!」
「シッ・・黙れ・・」
ぐっとあたしの手を引っ張りながら歩いていく神田。
医務室の辺りはこの時間になると歩いている人がいないからこそ実現できているのだろう・・
そういえば、帰ってきてから神田とゆっくり話す時間なかったもんなー・・
食事ぐらいしか外出禁止やったし・・
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