第20章 失った信頼
「お前・・誰だ・・
ティキ・・・ミック・・なのか?」
とても嫌な感じがする。
痛む身体を無理矢理起こし、イノセンスを構えた。
「ぐぐぐぐッひゃはああああああ!!」
ドォオン
雄たけびと共に、崩壊していく塔。
ラビと共にティキと思われる怪物に向かって行くがレベルが違う。
何度も叩きつけられ、叫び声と雄たけびが響き渡る。
ヤバイ・・!!
ドォオオオオオン
完全に崩壊した塔。
瓦礫に埋もれている僕達。動かない身体。
ふと目を開けると吹き飛ばされてくる夢とそれを追う伯爵。
こんな時に伯爵・・まで・・
「ぐぁああああ!!」
再び起き上がりイノセンスを構える。
みんなを・・守らなきゃ!!
「来い・・
ここからもう生きて出られないとしても、命が尽きるまで戦ってやる・・っ
マナとの約束だ・・っ!!」
カァッ
!!
ゴォオッ
蹴り出そうとした瞬間、真下の地面が神々しく光出した。
この感じは・・!!
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