第20章 失った信頼
────アレン・ウォーカー
ティキ・ミックとの戦闘を終え、ラビもなんとかロードに勝てたようです。
身体はみんなボロボロの状態。
みんなに早くロードの扉をくぐってもらって、僕は神田とクロウリー、夢を探しに行かないと。
きっとどこかで足止めをくらっているんだろう。
ロードの扉がある最上階へみんなを連れていっている時でした。
ドォオオオオオン
「うわぁああああああ!!」
突如、何かが身体に巻き付き、締め付けられながら下に引きずりこまれる。
鋭い何かは勢いよく身体を蝕んでいく。
「アレン!!」
「アレンくん!!」
「お・・お前・・は・・
そんな・・ノアの力は・・破壊したはずだ・・」
地面に叩きつけられ、横にはバラバラになったロードの扉が見える。
出口がなくなった。
どうしてまだティキ・ミックが攻撃してくる・・!?もうノアの力はない普通の人間のはずだ。
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