第18章 心の傷
「ティッキー!おかえりー!」
この声は・・
「ちげぇーの。今から用事あるから、コイツ逃げないようにしといてくれる?」
「・・・・ッ」
ロードだ・・
「任せて〜!」
部屋の壁側へと移動され、足から立たせられるが力が入らずに崩れ落ちてしまう。
!!
力が入らない・・!!
「あ〜遊びすぎちまったかな?」
「あんまり泣かせちゃダメだよ〜!」
「じゃあ行ってくるから。後よろしく。」
「行ってらっしゃ〜い!」
「・・・・ッ」
この部屋からティキが出て行くと、少し大人びたような笑みを浮かべこちらを見る少女。
肌の色は黒く、額にはしっかりとノアの印が刻まれている。
「ティッキー行っちゃったね〜
僕はロードっていうんだ。ずっと待ってたよ?」
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