第17章 江戸消滅
────神田ユウ
巨大なAKUMAを破壊したとほぼ同時に、ノアの気配もなくなった。
俺達は建物の屋根に立ち、他の奴らが居る場所へと戻ろうとした時、禍々しい殺気が全身に伝わった。
「ん?なんだあれ・・」
「え・・?」
アイツらも気付いたようだ。俺達は殺気が伝わってくる城の方を見た。
なんだアレは・・
宙に浮いている城の中心部分に黒い小さな物体が浮かんでいる。あそこからの殺気かッ
まずいな・・
六幻を構えるとその小さかった物体は一瞬にして俺達を巻き込んだ。
黒い物体に巻き込まれる間際にアイツの防御技が聞こえたような気がした。
ドォオオオオオン
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