第17章 江戸消滅
「ハァハァハァ・・ッ
ヤロォ・・倒れっかよボケ・・」
一気に全身に伝わった衝撃破。
全身の力を奪われたような感覚だ。
攻撃を受けたって事がアイツの防御は間に合わなかったのか・・
結っていた髪止めがさっきの衝撃破でとけたのか、髪が垂れてくる。
[ラビ・・神田・・]
「う"・・リナ・・リ・・」
[みん・・な・・皆・・っ皆・・!!]
この声は・・
声がする方を見ると大きいクリスタルの塔のようなモノが立っている。
まさか・・あそこに!!
「おい夢・・行けるか?」
六幻を差しながら上半身を起こすと、アイツの姿がない。
「ぎゃああぁああ!!
落ちる!!死ぬぅうううう!!」
「夢・・!?」
「くそ・・っアイツまで!!」
声は遥か上空から薄っすらと聞こえてきた。
こんな時に・・!!
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