第2章 黒の教団
「も・・ッ
いきなりしてこんといてーよバカ!!」
神田の方を向いてふんっと顔を反らすように言ってみる。
「・・・・」
え・・
ッチュ ックチュ
「ん・・かっかんッだ?
どうしたんッ・・ッ」
顎をもたれ逃げ場がないように固定されると、再び頭がボーっとしてくるような深いキスが落とされる。
いつもと少し違う・・
喋りかけようとするが舌をねっとりと絡ませてくる。
あかん・・ッ
ガクッと膝の力が抜けその場にしゃがみこんでしまう。
「ッ・・はぁ・・はぁ」
ぐいっと膝から持ち上げられベッドへ連れていかれる。
「・・・・」
神田は一向に黙ったまま。
「かん・・だ?」
ベッドに寝転がされ、下半身にまたがってくる神田を見ようと、ベットに肘をつきながら上半身を上げてみる。
「・・・・」
すごくご機嫌ななめのご様子であたしを見ている。
「・・怒っと・・るよな?」
少し言いにくかったが頑張って言ってみた。
すると黙っていた神田が口を開く。
「俺の機嫌直してみろ」
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