第14章 船上の敵?
「見てくれ・・」
「元帥・・」
「おぉ、君達も来たのか。飲みなさい。こんな時しかゆっくり飲めないぞ。」
「師匠・・」
マリの後を追っていくとVIPルームのような部屋へとたどり着いた。その中に入ってみると、お酒を飲み両脇には綺麗なお姉さんが居る。
師匠ってこんな趣味あったけ・・?
女癖の悪いクロス元帥と同じやん!!
「見てくれ。私の自慢の娘だ。」
はい?
あたしを指差しながら綺麗なお姉さん達に私が娘だと言っている。
師匠はあたしの事、きっとそんな風に接してくれてるんだろうけど・・今の師匠の娘はやだなー・・
「可愛いわね〜」
「ど、どうも・・あははは〜」
綺麗なお姉さん達に可愛いとお世辞のような事を言われ、愛想笑いをするあたし。
こんな仕事してる人らなんて、絶対自分が一番可愛いって思ってるに違いない・・っていう偏見があるのです。
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