第14章 船上の敵?
「アイツは天パのノアと会ったのか?」
「うん。
今頃アジア支部でイノセンス使えるようにしてるんちゃうかな。壊されちゃったから・・」
「・・・・」
そういえばモヤシが教団に来た時も、アイツの事を守るように立っていたな。門番がアウトだと言っていたら疑うのが普通だろう・・
コイツは一体なんなんだ。
何故そこまでの事がわかる?これが全部本当の事だったら・・
「・・またその目で見るん?」
「は?」
「はぁー・・。
アンタはあたしの事信用してくれてんの?」
「・・・・、信用してなかったら今一緒に居ねェだろ。」
信用はしている。
始めこそ怪しいと思っていたが、共に生活していく上でコイツは仲間を大切にする奴だという事がわかった。
それだけじゃない。
教団に誠心誠意尽くしている。探索部隊に対しても命を賭けて守り抜いた事があると聞いた事もある。
それに・・もしコイツが伯爵側の人間だったとしたら、俺は・・
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