第13章 奇妙な館
「土壁!!」
落下しながら杖を壁へとつける。自分のちょうど足元辺りに土の板のようなモノが壁から飛び出てきてそこに乗った。
セーフセーフセーフ!
これ成功せんかったら落ちて死んでたかも・・
ポロポロと崩れていきそうな足場で全く信用できない。やっぱりこの建物から土を吸収するのは限界があるか・・
「ふぅー・・」
師匠はリュックサックが壁から出ている杭に引っかかっている。神田は六幻を壁に挿してぶらさがっている。マリは片手でぶらさがり、もう片方の手でクランスさんを持っている。
あれで攻撃されたらヤバイな。
「なんと・・」
「屋敷の動力部分・・」
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