第13章 奇妙な館
「わーお。」
AKUMAの言葉とほぼ同時にこの部屋が動き出す。天井や壁が動いている。そういう仕組みになってんのやろか・・?
ドサッ
「いてててて・・」
「お前!」
「クラウスさん!なんでここに!?」
動き出した天井から突如落ちてきたのはクラウスさん。痛そうにお尻を撫でながら立ち上がっている。
「舞台を整えるって・・彼の事?」
「違う!ソイツは勝手に入ってきただけだ!」
「見ててごらん。戦いの舞台は今できる~!」
「・・・・」
さすがにそれはないちゃうやろ~
ボケ?AKUMAにボケたのか?
「すいません。どうしても気になって・・そしたら急に廊下に穴が開いて・・」
「まっ来ちゃったものは仕方ないさっ」
「なんだ?」
「ふははははーっ
これが戦いの舞台、そしてお前達の墓場となるのだ!」
先ほどよりも空間が複雑になっている。段差ができていたり、柱が出ていたりしている。
これがヤーンの屋敷・・
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