第13章 奇妙な館
────日下部夢
「終わったかい?」
「はい!終わったみたいです!」
AKUMAが出現するものの、あたしと元帥は本棚から戦闘の様子を覗きこんでいるだけ。
あたしは神田やマリみたいに周りに影響をもたらさずに敵を破壊できないからな・・
第二解放使えばできるけど、体力の消費が激しいからココで使うメリットがない。だからあたしは戦闘不参加で!ごめん!
「俺がやります。」
師匠が足早に次のドアへと進んで行き、ドアノブに手をかける。
お・・優しい・・。
が、なかなか開ける事ができないドア。
「え!?なんで・・?」
引いているのに開かない。押してみても開かない。
「相変わらず頭が堅いね君は。ドアは押すか引くものだと決めてかかってる。
ここは・・ほ~ら開いた!物事はもっと柔軟に考えないとダメだよ~」
「元帥!」
「師匠!」
こちらを向いている師匠。ドアの方向いて!あっち!!
大量のAKUMAがそこの部屋にはうじゃうじゃと居た。
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