第2章 黒の教団
「・・ッチ」
ギロリと音声が聞こえてこる方を睨む神田。
きっと自分の事を喋られてるのが聞こえたんだろう。
「褒め言葉やってー」
尚も、刀を降ろさず武器を交えたままスピーカーから聞こえてくる音声に耳を向ける。
[あった!ありました!!
クロス元帥からの手紙です!]
[読んでっ!]
[‘コムイへ
近々、アレンというガキをそっちに送るのでヨロシクな
by クロス’ です]
[はい!そーゆうことです
リーバー班長 神田くん止めて!]
[たまには机 整理してくださいよ!!!]
[神田 攻撃を止めろ!]
[リナリー ちょっと準備を手伝って。
久々の入団者だ。]
「かっ開門んん~~?」
ゴゴゴゴゴゴと音を立てながら門が開いていく。
[入城を許可します。
アレン・ウォーカーくん。]
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