第2章 黒の教団
「ほ、本当なんです!!クロス師匠から紹介状が送られてるはずです!!」
「元帥から・・?紹介状?」
「そう、、紹介状、、コムイって人宛てに。」
両手を前に突き出しながら怯えるように口を開くアレン。
門の斜め上に取り付けられている音声機からは様々な声が聞こえてくる。
[そこのキミ!ボクの机調べて!]
[アレをっスか・・・?]
[コムイ兄さん。]
[コムイ室長・・・・]
[ボクも手伝うよっ!]
[いつの間に神田と夢着いてたんだよ。]
[相変わらず早ェなー。]
「・・・・」
司令室から聞こえてくる声は、その場に居なくても想像できる光景が広がる。
きっと机の上には山積みにされている書類と共に手紙が紛れ込んでいるのであろう。
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