第13章 奇妙な館
屋敷の中に入ると真っ暗。
電気ぐらいつけてくれてもええのに・・
「行き止まり・・?」
「え、さっそく?」
先を歩く神田が壁を触っている横へと行き同じく壁を触ったり押したりしてもる。道がないのだろう・・
「これかな・・?」
え?
師匠の呟くような声が聞こえたので、そちらを見ると天井からぶら下がっているいかにも怪しい紐を持っていた。
カパッ
「それ・・きゃぁああああ!!」
「うおッ」
「あ」
ドーンッッ
「いっだぁああああああ!!」
いきなり床がなくなり落下した。落ちる間際に師匠の"あ"っていう声が、師匠によって落とされたのだろうと予測できた。
お尻が割れるんじゃないかといぐらい衝撃が強い尻もち。隣には見事に着地し、鞘から抜いている六幻を構えている神田。
神田が動いていない事から敵は居ないのだと予測する。なんであんな急に落とされたのに、あなたは立っているのですか?そんな質問をしたい。
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