第2章 黒の教団
ドォォンッッ
そんな事を考えながら走っていると門の方から凄まじい音がした。
目の前の門から煙が立ち込める。
「フン・・まあ いい
中身を見ればわかることだ。
この"六幻(ムゲン)"で斬り裂いてやる。」
ザッッ
刀を振り上げている男と、門に背中をつき両手を上げ降参している男の間に、アクセサリーに手をかざしながら飛び降りる
"夢ノ杖 (ドリームロッド)"発動!!
「待ってホント待って ──ギンッッ
金属音が交差する音が鳴り、武器がぶつかった影響で砂埃が立ち込める。
「・・てめェ、どういうつもりだ?」
「かーんだ!
この子エクソシスト言うてるやん。」
「・・信用できねェだろ。」
まだ疑わしいという目で目の前にいる夢ではなく、守られるように位置する両手を上げビビっている様子の彼に鋭い目つきで睨む神田。
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